企業内のクライアントからクラウドサービスへのアクセスに SAML 認証を利用したときのシステムの動作に関する記述のうち,適切なものはどれか。ここで,利用者 ID とパスワードは企業内のディレクトリサービスで管理し,利用者認証は企業内の認証サーバで行う。

テクノロジ系・一部改変

ア クラウドサービスがディレクトリサービスに利用者 ID とパスワードの送信を要求する。

なぜ違う: クラウドが資格情報を直接要求するのは SAML の動作ではない。

イ 認証サーバからクラウドサービスに,利用者 ID とパスワードを送信する。

なぜ違う: SAML はパスワードをクラウドへ送らない。送るのは認証結果。

ウ 認証サーバから認証結果をクライアント経由でクラウドサービスに送信する。
エ 利用者が入力したパスワードとクラウドサービスから送信された乱数を組み合わせ,さらにハッシュ値に変換した結果をクライアントからクラウドサービスに送信する。

なぜ違う: チャレンジレスポンス認証の説明で、SAML の動作ではない。

正解: ウ

要点: 認証サーバ(IdP)が認証結果をクライアント経由でクラウド(SP)へ渡す。パスワードはクラウドに送らない。

SAML では、企業内の認証サーバ(IdP)が利用者を認証し、その認証結果(アサーション)をクライアント経由でクラウドサービス(SP)に渡す。パスワード自体をクラウドやディレクトリ間でやり取りしないのが特徴。チャレンジレスポンスのようなハッシュ送信でもない。

関連キーワード: SAML・シングルサインオン・認証

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出典:令和6年度 秋期 応用情報技術者試験 午前 問37